PMS・PMDDについて

生理前になると「イライラする」、「気分が沈んでしまう」、「体がだるくなる」、「頭痛に悩まされる」といった症状を訴えられる方がいらっしゃいます。こうした生理前のつらい症状のことをPMSと呼んでいます。この中でも、とりわけ精神的不調の程度が重く、日常生活に支障をきたすほどの状態がPMDDです。怒りっぽく攻撃的になったり、重い抑うつ感から自殺願望が生じたり、自傷行為に走ったりすることがあります。PMSやPMDDの症状は月経周期に対応していて、生理の数日~2週間前頃から始まり、月経が始まると、ほとんどの症状が嘘のように消えていきます。

生理痛

生理痛

生理に伴う体調の変化は人によって千差万別です。あまり痛みを感じられない方もいらっしゃいますし、長期間にわたって強い痛みに悩まされる方もいらっしゃいます。腹痛、腰痛、悪心、嘔吐、ふらつき、頭痛、頭重、食欲不振などの症状が毎月のように起こってしまい、日常生活に支障を来たすケースもあります。症状の種類や程度は人それぞれに異なりますが、市販の鎮痛剤を服用しても落ち着かない生理痛が見られる方は当クリニックまでご相談ください。仕事に行くのもつらい、起きていられずに寝込んでしまうなど、日常生活に支障が出るようなケースは、治療の対象になります。

生理不順

月経周期は25日以上38日以内であれば正常範囲といわれています。毎月きちんと28日や30日型などで来る必要はありません。前月27日目にあり、今月はやや遅れて35日型になったというような場合は正常です。しかし、いつも40~50日型、あるいは20日ごとに月経があるというようなケースは生理不順だと考えられます。

このうち、40~50日ごとにしか月経が来ない状態のことを稀発月経と呼んでいます。多くは月経が始まった日から排卵するまでに長い日数を要し、その14日後に次回の月経が来る遅延排卵タイプです。一方、正常周期よりも短い状態が頻発月経です。月経あるいは月経様の出血が頻繁にあるような場合、実は排卵が起こっていない無排卵性出血のことがあります。出血と出血の間が2週間とみじかく、かつ出血期間が10日から2週間と長く続く場合は、きちんと排卵が起こっていないと考えられます。頻発月経の方は、がんの除外診断を行う必要があります。