子宮頸がんについて
子宮頸がんの罹患率は、女性特有のがんの中では乳がんに次いで高いと考えられています。悪性腫瘍というと、中高齢になってから急速に患者数が増加すると考える方も多いと思いますが、子宮頸がんは20~30代の比較的に若い年齢層でよく見られます。
子宮頸がん検査を行います
子宮頸がんも、他の多くのがんと同じように、早期発見・早期治療が大切です。進行する前に発見できたならば治癒に繋げることも不可能ではありません。そのためには、とにかく定期的に検査を受けることが大切です。当クリニックでは子宮頸がん検査に特に力を入れておこなっておりますので、お気軽にご受診ください。
検査の主な流れ
- 問診
- 最終月経や月経の様子、妊娠・出産経験の有無、自覚症状の有無などを確認します。
- 内診
- 内診台に上がり、膣鏡を用いて子宮頸部の状態を観察します。これにより、子宮頸部の形、大きさ、位置、表面の状態、炎症の有無などを把握することが出来ます。
- 細胞診
- 子宮頸部の粘膜をやわらかいブラシのようなもので採取します。これを顕微鏡で調べることにより、がん細胞の有無などを確認することができます。細胞診の際に、少量の出血を伴うこともありますが、痛みは殆どありません。
- 精密検査(必要がある場合)
- 以上の検査の結果、子宮頸部の状態を詳しく調べる必要があるときは、コルポスコープを使用し、子宮頸部の病変の程度などを観察します。必要性に応じ、病変部の一部を1~2mm切り取って顕微鏡で検査することもあります。