子宮頸管ポリープとは

子宮頚管とは、子宮と膣をつなぐ管状の器官になります。この部位の粘膜が何らかの原因で増殖し、子宮口から垂れ下がった状態となる良性の腫瘍(大きさは様々で、米粒大~親指大程度)のことを子宮頚管ポリープといいます。

子宮頸管ポリープとは

主な症状

ポリープが発生したことによる痛みなどの自覚症状はないものの、不正出血が起きることがあります。先にも触れましたが、良性の腫瘍で悪性化することはほとんどないとされているので、これといった症状がない小さいものは、放置してもかまいません。ただ、将来的に妊娠を希望されている場合、増大傾向がある場合、不正出血がある場合、切除されることをお勧めします。

子宮頸管ポリープ切除術

切除を希望される場合の治療法ですが、基本的にはポリープの根元から切る切除治療となります(子宮頸管ポリープ切除術)。その際に切除した組織は病理検査を行い、良性か悪性か病理診断をおこないます。また切除したとしても子宮頚管ポリープは再発することがあるため、その後も定期的に検査を受ける必要があります。なお、ポリープを切除した後でも不正出血などの症状が改善しない場合、別の病気の可能性も考えられるので、子宮頸部細胞診などをおこないます。